確定申告(3月15日締切)を毎年ギリギリになってから慌てて準備している方は多いです。年間を通じて少しずつ準備しておけば、申告期に慌てることがなくなります。この記事では、建設業・一人親方向けの年間収支管理カレンダーを整理します。
確定申告の全体スケジュール
| 時期 | 申告の流れ |
|---|---|
| 1月〜12月 | 収入・経費の記録(年間通じて) |
| 1月 | 前年分の帳簿締め・領収書の整理 |
| 1月末〜2月 | 必要書類の収集(源泉徴収票・控除証明書等) |
| 2月16日〜3月15日 | 確定申告の受付期間(e-Taxは1月〜可) |
| 3月15日 | 申告・納付期限 |
| 5月末 | 住民税の決定(申告内容を元に確定) |
月別 やること一覧
1〜3月(申告期前後)
| 月 | やること |
|---|---|
| 1月 | ・前年12月分の入金・支払い確認を完了させる ・帳簿を締める(年間の収入・経費の合計を出す) ・領収書・請求書の整理・ファイリング |
| 2月 | ・控除証明書の収集(生命保険・地震保険・国民年金等) ・医療費控除の集計(該当する場合) ・申告書の作成開始(会計ソフト・e-Tax) |
| 3月 | ・3月15日までに申告・納付 ・還付申告の場合は1月から提出可能 ・次年度の青色申告承認申請(切り替える場合は3月15日まで) |
4〜6月(年度始め)
| 月 | やること |
|---|---|
| 4月 | ・新年度の工事台帳・帳簿を開始 ・保険の更新確認(車両保険・賠償保険等) |
| 5月 | ・住民税の決定通知書を確認 ・建退共(建設業退職金共済)の手帳確認 |
| 6月 | ・雇用保険の年度更新(労働者を雇っている場合、6月1日〜7月10日) |
7〜9月(中間)
| 月 | やること |
|---|---|
| 7月 | ・上半期(1〜6月)の収支を中間確認 ・「このままのペースだと年間いくらになるか」を試算 |
| 8月 | ・お盆前後に領収書整理が滞りがちなため、月次記録を確認 |
| 9月 | ・2割特例は個人事業主は令和8年分(2026年分)まで適用可。制度の期限を確認 |
10〜12月(申告準備)
| 月 | やること |
|---|---|
| 10月 | ・年間の収入・経費の見通しを確認 ・節税の対策検討(小規模企業共済・経営セーフティ共済の加入・追加積立) |
| 11月 | ・年内に計上できる経費の確認(12月までに支払いを済ませる経費) |
| 12月 | ・年内最後の入金・支払いを確認 ・帳簿の12月分を締める ・翌年1月の申告準備に向けた書類整理開始 |
年間を通じて続ける習慣
① 月末に帳簿を更新する 毎月末に、その月の収入・経費の記録を帳簿に入力します。1か月分なら30分程度で済みます。年末にまとめてやろうとすると記憶が曖昧になります。
② 領収書・請求書は1か所にまとめる 月ごとにクリップやポケットファイルで分けておくと、年末の整理が楽になります。
③ 工事ごとの入金・支払いを記録する 工事が完了したらその都度、請負金額・原価・入金日を記録しておくと、年末に1件ずつさかのぼる手間がなくなります。
まとめ
確定申告で「毎年ギリギリになる」を防ぐには、月次の記録習慣が最も効果的です。月末に1時間の帳簿更新を習慣化し、10〜12月に節税対策、1〜2月に申告準備というサイクルを作ることで、申告期のストレスを大きく減らせます。
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